3/2 正しさ

わたしは今まで、丁寧に誠実に生きてきたんです、少なくとも誠実に生きようとしてきたんです、わたしはこっち側ですっていうこと。でもやっぱり何が正しいか今も迷うことがあって、時々こんなふうに失敗もあるんだけど、なんとか気持ちを込めて正当化してたいんですってこと。

 

いやに明るい見知った雰囲気の街は、孤独と虚しさを朗らかに照らしてくるので、すこし笑ってしまった。ちっとも理解してもらえなかったし、すごく理解してほしかったし、放り出してほしくなかった。放り出したのはわたしだったのに。陽当たりのいい部屋の、小鳥の柄のレースのカーテンは、その人にちっとも似合っていなくて可愛かった。わたしはひどくちっぽけで、頼りなくて、そして不気味なくらい優しかった。優しくないと、脳みそが死んでしまいそうだった。

 

まあいいやって思えていたんだろうか。やっぱり自信がない。何も期待してないし、誰も悪くない。わたしだって悪くない。それをただ叫んで伝えたいだけだった。薄汚れた川沿いに古ぼけたアパートが立ち並んでいて、洗濯物がいくつも下がっているのを眺めている夢を見た。覚悟が足りなくてダメージでかすぎて1週間ずっと体調が悪かった。