4/21 踏み抜き

雪が真っ白で踏み跡も消えてて、きれいなまあるい稜線をざくざく歩いた。暑かったり涼しかったり気持ちが良かった。雪目になって空が群青、ときどき踏み抜き。ヘラヘラ笑いながら、辛いけどあんまり辛くない。でも腰が痛くなって、景色にも飽きて、すこし戻ってラーメン食べた。誰もいなくて、わたしは兼ねてからの夢のことを初めて打ち明けた。筋肉むきむきの背の高い男の人に生まれ変わって、透明なテントのなかで、すっぽんぽんでタバコを吸うこと。意味がわからないと言われたけど、でも、叶わない夢だから、話してもいいんだ。何を喋ったかいつも覚えてないんだけど、安永とか、宗くんとか、たまにこういうひとに会えるのは楽しいことだ。わたしは男の人に生まれ変われたら、みんなのところにいって、ずっと一生死ぬまで友達だって言ってあげたい。